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ワクチンの適切な進め方

かじがや小児クリニック 梶ケ谷保彦

247-0005 横浜市栄区桂町697-5 加藤ビル 2F

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TEL 045-898-3456 (ワクチン・育児相談予約受付はこちらへ)

質問1:まずワクチンというものについて簡単に教えてください

質問2:こどもにとって健康にすごすために予防接種は必要だと思うのですが,実際に予防接種の効果と安全性についてはどうなのでしょうか

質問3:それでは予防接種の実際の受け方について教えてください

質問4:熱があったりして受けられないこともあると思うのですが予防接種を受けることのできない場合について教えてください

質問5:予防接種は何種類もあってどれから受けた方がよいのかよく判りません.予防接種の効果的な進め方や接種間隔について教えてください

質問6:毎年,冬にはインフルエンザの流行が心配されますが,インフルエンザの予防接種について教えてください

 

質問1:まずワクチンというものについて簡単に教えてください

 ワクチンとは予防接種のことで,そもそもは伝染病の流行をおさえるためのものです.日本で行われているこどもの予防接種は,大きく分けて二つあります.法律による,つまり予防接種を受けるよう努めていただく予防接種と,任意による,すなわち自分自身の判断で行われる予防接種とに分けられます.これらの予防接種をうけることにより健康維持がはかられます.

 こどもの場合,具体的には,法律による予防接種には,百日咳,ジフテリア,破傷風混合ワクチン,いわゆる4種混合ワクチン,麻疹風疹混合(MR),みずぼうそうワクチン,日本脳炎ワクチン,ヒブワクチン肺炎球菌ワクチンなどがあります.

 こどもの任意による予防接種にはインフルエンザワクチン,おたふくかぜ,ロタウイルスワクチン,B型肝炎ワクチンなどがあります.

 

質問2:こどもにとって健康にすごすために予防接種は必要だと思うのですが,実際に予防接種の効果と安全性についてはどうなのでしょうか

 予防接種の効果ですが,まず天然痘というおそろしい伝染病が,ジェンナーが始めた種痘というワクチンにより地球上から,1980年に根絶することができました.従って,現在では全世界で,種痘ワクチンは行わなくてもよくなりなした.

 また,日本ではポリオの生ワクチンにより,全国的に小児マヒの患者さんの発生がなくなり、今日ではより安全な4種混合ワクチンへ移行してきています.

 このように予防接種は効果があり必要性が高いものです.それだけに,より副反応のないワクチン接種への社会的要求が一層,高まって開発も進んできています.

 そして,少しでも予防接種の健康被害を減らすために,現在では,個人,個人の安全を慎重に確認しながら進めていく個別接種が推進されております.

 個別接種とは,個人個人の日常の健康状態をみながら,問診や予診によるお話と,医師による診察を受け,安全なことを確認しながら予防接種を受けることで,これが,平成6年より推進されております.

4種混合,麻しん風しん混合(MR),日本脳炎,BCGは,原則として個別接種により実施されています.

 

質問3:問診や予診そして診察が予防接種を安全に受ける上で重要だとわかったんですが,それでは予防接種の実際の受け方について教えてください

 まず,ご自分のお子さんの母子手帳をご覧になってください.そこには法律による予防接種のこのような予診表がいくつかあります.この予診表の質問に,まず,はい,いいえなどの回答をしてください.

 そしてお近くのワクチンを扱っているお近くの診療所,多くは小児科の先生ですが,そこへ行っていただいて,お熱を計っていただいて,症状の有無などのお話,問診ですね,それを受けて,そして診察を受けていただいて最後に,医師も保護者のかたも安全を確認し,納得したうえで,ワクチンを接種することになります.

 任意による予防接種は,それぞれの予診表が診療所などの医療機関にありますので,今のお話と同様の手順で接種が進められていきます.

 

質問4:熱があったりして受けられないこともあると思うのですが予防接種を受けることのできない場合について教えてください

 これには大きく分けて2つの判断基準があります.一つは,接種不適当つまり安全を確保するうえで,接種することは適当ではない状態です.

 これには.体温が37.5℃以上あるとき.急性の病気でお薬を飲んでいるとき.はしか,風疹,みずぼうそう,おたふくかぜが治ってから4週間以内.突発性発疹症などの高いお熱が出る病気が治ってから1〜2週間以内などでは,接種不適当にあたります.

 もう一つは,接種注意です.これには,かぜなどのひき始めとかぜが治って一週間以内は,なるべくやめておくことがお勧めです.心臓病やぜんそくなどの病気で治療中のお子さんは病状が安定期にあり,主治医の先生の口頭の許可があれば接種可能です.いままでにけいれんを起こしたことがある方で,けいれんの種類が熱性けいれんであり主治医の許可があれば接種可能です.一般的には最後のけいれんから6ヶ月以上あけていただくのが安全です.

 

質問5:予防接種は何種類もあってどれから受けた方がよいのかよく判りません.予防接種の効果的な進め方や接種間隔について教えてください

 先ほど,お示ししたワクチンの分類の他に,このような分類もあります.生ワクチンと不活化ワクチンです.生ワクチンには,はしか風しん混合(MR),おたふくかぜ,みずぼうそう,BCG,ロタウイルスワクチンがあり,不活化ワクチンには,4種混合,日本脳炎,ヒブワクチン肺炎球菌ワクチン,インフルエンザワクチンが含まれます.

 これらのワクチンには,それぞれの接種間隔に大きな原則があります.つまり生ワクチンを接種した後は,次のワクチンまでに,どの種類のワクチンを打つにしても,4週間以上あけなければならないということと,不活化ワクチンを接種した後は,次のワクチンまでに1週間以上あけなければならないということです.

 そして次ですが,予防接種にはそれぞれ,接種を受けるのに適した,年令(市町村により若干ことなります)があります.そこで,先ほどの4週間以上あけるもの,1週間以上あけるものを,組み合わせながら,この標準の年令のなかで,かかりつけ医に相談しながら,計画を立てて,なるべく早い時期に受けていくことがお薦めです.

だだし,インフルエンザワクチンなどは流行シーズン前に接種するのが効果的ですから,それらを考慮したうえで,ワクチンの優先順位をつけながら,それぞれのお子さんが接種計画を立てられたらよろしいかと思います.

 またワクチンの種類やお子様の健康状態、月齢によっては同時接種も可能ですが、これもかかりつけ医に相談しながら,事前に計画を立てていただくのがお薦めです.なお、「ワクチン接種スケジュール表作成サイト(ここをクリック)」をご利用される方法もあり、一つの参考になります。

 

質問6:毎年,冬にはインフルエンザの流行が心配されますが,インフルエンザの予防接種について教えてください

 お子様の場合には,任意接種ですので,年内に1回,できれば2回のインフルエンザワクチンを接種されることがお薦めです.

 インフルエンザワクチン接種により,かりにインフルエンザにかかったとしても,こどもの脳炎や脳症などのこわい合併症の発生を低下させることが期待されていますので,先ほどお話した,個別接種の手順をしっかりふんで,お近くの医療機関で受けていただきたいものと思います.また院長の経験ではインフルエンザ脳炎・脳症で受診されたお子さんは5人いらして,5人全員がインフルエンザワクチンを接種していない患者さんでした.

 そして平成13年に予防接種法が改正され,高齢者の方を対象とした公費によるインフルエンザワクチンの実施もなされるようになりました.

 高齢者の方のインフルエンザワクチン接種ではインフルエンザの発病と重症化防止に有効であることがすでにもう確認されておりますので,お近くのワクチンを扱っている医療機関で受けていただきたいものと思います.

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